北海道の自社ローン|全国WEB完結型と地域店舗型のどちらを使うか

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ローンが通らなくて車が買えない。北海道でこの状況になると、地域によって深刻さが違います。札幌なら公共交通で待てますが、地方部では生活そのものが止まります。
このページでは道内の必要度の差を数字で確認したうえで、自社ローンの2つの型と、契約前に出しておく数字を整理します。市ごとの事情は各市のページにまとめています。
北海道は全国平均より車が少ない、という数字の中身
| 都道府県 | 1世帯当たり台数 | 全国順位 | 1人当たり台数 |
|---|---|---|---|
| 福井県(1位) | 1.670台 | 1 | 0.686台 |
| 青森県 | 1.209台 | 32 | 0.604台 |
| 全国平均 | 1.009台 | — | 0.497台 |
| 北海道 | 0.986台 | 40 | 0.550台 |
| 東京都(47位) | 0.405台 | 47 | 0.222台 |
※一般財団法人 自動車検査登録情報協会「都道府県別の自家用乗用車の普及状況(軽自動車を含む)」令和7年3月末現在。
北海道の保有台数そのものは2,773,186台で全国7位です。それでも1世帯当たりでは0.986台の40位にとどまります。理由のひとつは世帯の小ささで、道内の1世帯当たり人口は1.79人と全国で最も少ない水準です。
ここが読み方の分かれ目です。1人当たりで見ると北海道は0.550台で全国平均0.497台を上回っています。世帯が小さいから1世帯1台に届かないだけで、一人ひとりの車への依存度は全国平均より高いということです。
道内でも必要度は同じではない
| 市 | 世帯数 | 道内シェア | 車の必要度の目安 |
|---|---|---|---|
| 札幌市 | 1,122,627世帯 | 39.9% | 地下鉄とバスで生活が成り立つ。車なしの選択が現実的 |
| 旭川市 | 176,464世帯 | 6.3% | 道北の拠点。周辺町村への移動で必要度が上がる |
| 函館市 | 137,510世帯 | 4.9% | 坂と凍結。1世帯1.69人で単身世帯が多い |
| 苫小牧市 | 91,558世帯 | 3.3% | 通勤で毎日使う形が多い。1世帯1.79人で5市最多 |
| 帯広市 | 90,105世帯 | 3.2% | 十勝は移動距離が長く車が前提 |
| 北海道 | 2,814,047世帯 | 100% | — |
※世帯数は北海道「令和8年住民基本台帳人口・世帯数」令和8年1月1日現在(総計)。道内シェアは世帯数で算出しました。必要度の目安は各市のページで扱っている内容の要約です。
道内世帯の39.9%が札幌にあるので、先ほどの0.986台という平均は主に札幌が押し下げています。自分の住む市がどちら側なのかで、自社ローンを急ぐべきかどうかが変わります。札幌ならカーシェアと比べる時間が取れますが、十勝や道北では車がないと通勤も通院も止まります。
自社ローンには2つの型がある
| 項目 | 全国WEB完結型(カーリバ) | 地域店舗型(げんき自動車) |
|---|---|---|
| 対応エリア | 全国対応 ※離島は対象外 | 青森本店・五所川原店の2店舗。全国対応の明記なし |
| 手続き | 対面不要。全てWEBで完結(郵送も可) | 店舗中心。陸送費用の記載あり |
| 頭金 | 原則不要 | 頭金や保証金の用意は不要 |
| 保証人 | 原則として保証人なしで購入可 | 連帯保証人を立てる必要なし |
| 支払回数 | 最大60回払いまで | 最長84回払いまで |
| 金利・手数料 | 「金利が不要」と記載。手数料の記載はなし | 金利・手数料の記載なし |
| 運営 | 公式サイトに運営会社名の記載なし | げんき自動車株式会社(青森県青森市) |
※各社の公式サイトの記載(2026年7月30日確認)。
げんき自動車は青森県の販売店で、北海道への対応は公式サイトからは判断できません。このサイトの各市のページで紹介しているのはカーリバだけで、げんき自動車は型の違いを示す例として挙げています。北海道から申し込めるかは店に直接確認してください。
この整理から言えることは、店舗が少ない地域ではWEB完結型が比較の相手になるということです。地元の販売店1軒の条件だけで決めるより、全国から選べる先をもう1つ持っておくほうが、総支払額が妥当かどうかを判断できます。ただし現車を見ずに決めるので、下回りの写真・整備記録・保証の範囲を必ず聞いてください。
「金利が不要」でも総額は安くならないことがある
自社ローンは、銀行やクレジット会社ではなく販売店が分割払いを設定する方式です。カーリバの公式サイトには「金利が不要」と記載がありますが、手数料についての記載はありません。金利という名目がなくても、車両価格や諸費用に手数料が含まれている形が一般的です。
月額表示にも気をつけてください。げんき自動車は在庫車の表示に「月々10,200円〜13,400円(60回払い時)」と出しています。月々10,200円は60回で総額612,000円です。月々の数字は安く見えますが、総額は別に確認しないと分かりません。
自社ローンの上乗せ額と月々の支払いを計算するに、車両本体価格・諸費用・陸送費・契約書の総支払額を入れてください。その差額が手数料に相当する部分です。回数を伸ばすと月々の額は下がりますが、総支払額は下がりません。期間が長いほど、途中で乗り換えたいときに残債が残ります。
審査で見られること
カーリバの公式サイトには、申し込みを断る場合として次の3つが挙げられています。
- 現住所が確認できない
- 本人確認ができない
- 収入源が一切ない
逆に「勤続年数は短くてもよい」「自営業・年金でもよい」「アルバイト・契約社員でもよい」と記載されています。げんき自動車も「他社でローンが通らなかった方」でも「ローンを通せる可能性があります」と書いています。
いずれも審査に通ることを意味するものではありません。販売店が自社で与信を判断する仕組みなので、基準は店ごとに違い公開もされていません。住民票と本人確認書類、収入を示すものを先に揃えておくと手戻りが減ります。
弱点も書いておきます。カーリバの公式サイトには運営会社名の記載がありません。古物営業法に基づく表示へのリンクはありますが、許可番号そのものはページ上で確認できませんでした。車両の価格帯・在庫台数、保証やアフターサービス、支払いが遅れたときの取り扱いについての記載もありません。これらは申し込む前に書面で確認する項目です。
市ごとのページ
- 札幌市|世帯数1,122,627で道内の39.9%。まず車の必要性から確認します
- 旭川市|世帯数176,464で道内2位。道北は移動距離が長く車が前提です
- 函館市|1世帯1.69人で5市最少。保証人を立てにくい世帯構成です
- 苫小牧市|1世帯1.79人で5市最多。通勤で毎日使う前提の注意点です
- 帯広市|世帯数90,105。店舗が少ない地域での比較の作り方です
よくある質問
自社ローンは審査なしで買えますか
審査はあります。販売店が自社で与信を判断する仕組みで、カーリバは現住所が確認できない場合、本人確認ができない場合、収入源が一切ない場合は申し込みを断ると記載しています。基準は店ごとに違い、公開されていません。
金利が不要なら銀行のローンより安いのですか
比較には総支払額が必要です。金利という名目がなくても、車両価格や諸費用に手数料が含まれている形が一般的です。契約書の総支払額と、車両代+諸費用の差を出してから判断してください。
北海道の地方に住んでいても申し込めますか
カーリバは全国対応(離島は対象外)で、対面不要・WEB完結と記載しています。地域店舗型は商圏が限られるため、来店の要否と対応範囲を店ごとに確認してください。
支払回数は長いほうがいいですか
月々の額は下がりますが総支払額は下がりません。期間が長いほど、途中で乗り換えたいときに残債が残ります。冬装備や維持費も別にかかるので、必要最小限の回数で組むほうが後の選択肢が広がります。
まとめ
北海道の1世帯当たりの自家用乗用車は0.986台で全国40位ですが、1人当たりでは0.550台で全国平均を上回ります。世帯が小さいだけで、依存度は高い地域です。ただし道内世帯の39.9%を占める札幌は公共交通で生活できるため、必要度は市によって変わります。自社ローンは全国WEB完結型と地域店舗型に分かれ、店舗が少ない地域ではWEB完結型が比較の相手になります。契約書の総支払額と車両代+諸費用の差を出し、販売店名・古物商許可番号・保証の範囲を書面で確認してください。
提携金融機関のローンも比較する場合
クルマテラスは、提携金融機関のローンを利用した車の購入相談を扱います。販売店が直接分割払いを引き受ける自社ローンとは仕組みが異なります。全国から来店不要で相談できますが、一部離島などは対応対象外です。無職の方は対象外で、保証人などの条件は審査結果で変わるため、申込条件を確認してください。審査通過や完済による信用情報の回復は保証されません。金利だけでなく諸費用を含む総支払額、納車・保証条件を書面で比べてください。
複数の販売店へ相談する窓口
自社ローンの窓口は、全国の取扱店へ最大5社の仮審査をまとめて依頼するサービスです。申込み後は販売店から電話連絡があります。販売店の紹介や審査通過、信用情報の回復を保証するものではありません。希望する車の取扱い、来店・納車方法、総支払額と契約条件を各販売店に確認してください。バイクは対象外です。
1世帯当たりの自家用乗用車の普及台数
一般財団法人 自動車検査登録情報協会「都道府県別の自家用乗用車の普及状況(軽自動車を含む)」令和7年3月末現在。北海道は0.986台で全国40位、全国平均1.009台を下回りますが、1人当たりでは0.550台で全国平均0.497台を上回ります。
データを表で見る
| 福井県(1位) | 1.67台 |
| 青森県 | 1.209台 |
| 全国平均 | 1.009台 |
| 北海道 | 0.986台 |
| 東京都(47位) | 0.405台 |
道内主要5市の世帯数
北海道「令和8年住民基本台帳人口・世帯数」令和8年1月1日現在(総計)。北海道全体では2,814,047世帯で、札幌市が39.9%を占めます。1世帯当たりの車の少なさは、公共交通で生活できる札幌が平均を押し下げている面があります。
データを表で見る
| 札幌市 | 1,122,627世帯 |
| 旭川市 | 176,464世帯 |
| 函館市 | 137,510世帯 |
| 苫小牧市 | 91,558世帯 |
| 帯広市 | 90,105世帯 |
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